
米国製のポスト
米国製のポスト。投函すると地下まで郵便物は落下し、土日を含め集荷される。建物内のこのポストは特許が壁になり国産にできなかったので米国製を使用。
米国製のポスト。投函すると地下まで郵便物は落下し、土日を含め集荷される。建物内のこのポストは特許が壁になり国産にできなかったので米国製を使用。
国会議事堂廊下には昭和初期の最新真空除塵設備がある。いわゆる掃除機の吸い取り口。ここにホースを取り付け、地下のスイッチをオンにすると塵が吸い込まれていく。
参院側は「今どき」の火災報知器。デザインも見慣れたタイプ。
衆院の火災報知機。「火災の時はガラスを破り...」と右から左への表示が時代を感じさせる。現在も現役で活躍中。
中庭にある池の中央部分は本会議場と地下で繋がり外気取り入れ口となっていた。水を吐き出している獅子頭の顔はすべて違う表情となっている。
明治時代に貴族院議場に置かれていた御椅子。開院式のときに天皇陛下がお座りになった。参院参観ロビーに展示。
参院議長の机の右手に置いてある木槌。本会議を始めるときに議長がトントンと叩いて開始を知らせ、議場の議員に静粛を求める。参院だけで使われるもの。
衆院正面玄関に並んで建つ尾崎行雄像と三木武夫像。最初は尾崎像だけだったが、三木の衆議院議員在職年を機に二つの胸像が並ぶことになった。
常任委員長室は安土桃山時代の建築様式が随所に。天井、蝶つがい、絹を張り巡らせた壁面など、建築技術の粋を極めている。かつてはテーブルに灰皿完備だったが今は撤去。
御休所前の廊下から中央玄関へ続く階段手前にある可動柵。開会式の日に天皇陛下をお迎えするときにだけこの可動柵が外され、玄関へと続く赤いじゅうたんが敷かれる。可動柵…
中央塔4階のステンドグラス裏の国会4階部分には国会図書館分館があり、地方紙を含む新聞各紙はじめ多くの書籍が揃っている。
「議事堂内で化石発見!」中央広場に使われている沖縄県から運ばれたサンゴ石灰岩には巻貝の化石が。カットして使われているので柱の窪みにそって左右対称の姿が確認できる…
中央広間には議会政治の基礎を作ったとされる板垣退助、大隈重信、伊藤博文の銅像。 四つ目が台座だけなのは「将来への持ち越し」「政治に完成はない、未完の象徴」との…
中央広間天井のマスの部分だけで50畳ほどの広さがある。この上にGHQがダンスパーティに使った等々諸説あるホールが。さらに中央塔最上階に通じるらせん階段がある。
中央広場を彩るステンドグラスはイギリス製。色ガラスを縁取る部分が鉛製なのがイギリス流で、ちなみにアメリカ流は銅板。建設当時、大がかりなステンドグラスを作る技術が…
中央広間は議事堂で一番高い中央塔の真下にあり、2階から6階までの吹き抜けになっていて天井までの高さは32.62メートル。これは法隆寺の五重の塔がちょうど入る高さ…
中央広間の壁の四隅には日本の四季「吉野の千本桜、夏の十和田湖、奥日光の紅葉、日本アルプスの冬景色」をイメージしたとされる壁画が。陶器のモザイクにする計画もあった…
議長席正面の壁面は布張りになっている。これは議場での議員の声が反響しないように考慮したものと言われている。同時に声が行き届くように考えられている。
衆院本会議場の議員席の下には防災ヘルメットが入っている。地震などでステンドグラスが割れてもこれで身を守れるということで設置された。参院側には常備されていない。
傍聴席の椅子が窮屈な感じがするのは昭和初期の日本人の平均的な背丈に合わせて設計されたものだから。背もたれ部分が直角に近いのはかつては姿勢も良かったから?